ITエンジニアが評価される基準はいくつもの要素があります。それらの基準をよく理解しておくことで、チームの中で良い働きができますし、会社から評価されることで昇進や昇給のチャンスも広がります。

その評価基準の一つとしては、まずチームもしくはプロジェクトにおける立ち位置や役割が挙げられます。たとえば、企画設計などの上流過程に携われるエンジニアや、マネージャーとして管理ができる立場だと評価は高くなります。それにはスキルと共に経験が必要ですので、時間をかけて自分磨きをしていく必要があります。

そして、効率的な作業ができるか、作業スピードが速いかはすべてのエンジニアに共通する評価ポイントです。同じ時間内でどれだけの作業を終えられるかと共に、無駄やミスができるだけ少ない人の方が貢献度は大きくなります。そのため、単にプログラミングができるというだけでなく、より正確かつスピーディーに作業をする方法を習得するよう心がけましょう。それにはフレームワークやライブラリに精通することや、過去のプログラムを覚えておきパターンを使い回すというテクニックが求められます。

提案力や発信力も重要なスキルです。というのも、大抵のプロジェクトはチームで行うものだからです。与えられた作業を終えるだけでなく、より良い仕事ができるように考えて、それを提案することでチームに貢献できます。考える力や全体を見る意識、そしてやる気があることを上司に見てもらえることになります。